2011年6月27日月曜日

My story of coffee⑪

再び仕事探しを開始



学校を終わってからもうだいぶ経っていたので、そろそろ自分らの次の卒業生たちが、どっと仕事探しを始める時期


これで倍率上がるし、ほかにも探してる人はたくさんいる


大変になるなぁと思い始め、なんとか鼓舞してやることを決意




今度は飛び込みで行きました


明らかに珈琲に力が入ってる店


マシンもマルゾッコでシティ内にいくつもの店舗があるCAFENATICSというカフェ


自分の実力では絶対無理だしためらってたんですが、ハッタリで出しに行きました




するとオーナーが不在なので渡しといてくれるとのこと


あ~このパターンか、連絡ないなと思っていたら・・・



翌日電話が!

すぐ面接になりました



そして行ってみると全店舗を管理するオーナーではなくその下の幹部の女性


やはり履歴書のアートの写真をみて、「これあなたが全部作ったの?」と聞かれ、「はい」と言うと、いきなり、お店では豆の知識が必要で、お客さんに味の説明ができるか?やグラインダーの設定などなど、できるかを聞かれ、もちろんまったくさっぱりな頃でしたが、「できます」とハッタリをかましました笑


内心やばいな~と思いながら笑


話は進み、働いてもらったらビジネスビザも出せる、僕の滞在は1年しかできないけど、ビザをもらったら1年以上いたいか?と聞かれました



長く働く人が欲しいと




想像もしてなかった言葉



ここで働ければ永住もできるかも???


ここしかない!!!!そんな気でいっぱいでした



すると遅れてきた大柄なボス ジョセフ(のちに結構有名な人と知りましたw)が現れ、後日もう一度店に来て、コーヒー作ってみろ!と言われ、もちろんチャンスなので承諾しました





後日、ド緊張の中お店へ




コーヒー作る際


2杯取りだけはやりたくないと思ってました


2杯分のミルクを1度にスチームをするという経験がほぼないころだったからです




もしあったとしても、カプチーノとラテのようにフォームの量が違うものにしてもらえれば、なんとかごまかせると思ったんですが、言われたのはラテ2杯


同じ量にしなきゃいけないのでごまかし利きません


今思い返してもどうやってドーシング(豆を詰める作業)したか覚えてません


レベリングもした記憶がありません



ほんとグダグダだったと思います



せめてアートをやろうと両方可能性の高いハートにしましたが、こぼしました笑


この瞬間ダメだ・・・と本気で思いました笑




終わってジョセフからの一言


「俺から言えるのは(といいながらその店の砂糖の袋を渡され)ここに行って、なんでもやるから働かせてくれって行ってこい。そしてそこで認めてもらえるくらいになったら戻ってこい、そしたら働かせてやる」と・・・


思ってもみない話でした



砂糖の袋にはVENEZIANO COFFEEと書いてありました


そこが豆を注文しているところでした


無給ででも働くチャンスがあるということ、そしてここに認めてもらえさえすれば絶対戻って働けるということ




絶対逃せない!!と思い、その日はもう夜だったので翌日すぐにそこへ飛び込むことにしました




ここからが僕とVENEZIANO COFFEEとの出会いでした




つづく